リウマチについて

リウマチとは自己免疫の異常によって関節や関節の周囲、骨、筋肉などに痛みが生じる病気のことを指します。
最も患者が多いのは「関節リウマチ」で、一般的には「リウマチ=関節リウマチ」と言う認識の方が多いかと思われます。
しかし、リウマチ性疾患はおよそ200種類あると言われています。

今回はリウマチとはどんなものか?
鍼灸師がどのように関わっていくことが出来るのか?
などをご紹介します。

リウマチとは?

上述したように一般的に関節リウマチのことを「リウマチ」と呼びますが、リウマチ性疾患は、関節だけではなく、骨、腱、筋肉といった体を動かすのに必要な器官がこわばったり、痛くなったり、また内臓にも影響が出る場合がある疾患のことです。

「関節リウマチ」は、関節の滑膜と呼ばれる部分が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれ、徐々に関節が変形してしまう病気です。

関節リウマチの関節の変化

他の関節の病気と異なるポイントは腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じる点です。特に手足の関節で起こりやすく、左右の関節で同時に症状が生じやすいことも特徴です。
その他にも発熱や疲れやすい、食欲がないなどの全身症状が生じ、関節の炎症が肺や血管など全身に広がることもあります。

ちなみに、「リウマチ熱」という病気がありますが、これは溶連菌という細菌の感染によって起こる病気で、関節リウマチとは異なります。

リウマチの症状は?

リウマチは本来自分の体を守るための免疫が自分の体に作用してしまい、関節や骨、軟骨、筋肉などを攻撃してしまう病気です。
初期の症状としては、

  • 熱っぽい
  • だるい
  • 食欲不振
  • 関節周囲のこわばり
  • よく眠れない
  • 貧血

などで、症状が進むと炎症が全身に広がっていきます。
時には目や肺にも症状が出ることもあり、日常生活に大きな影響を与えます。

リウマチの原因は?

リウマチは自己免疫疾患と呼ばれるように免疫の暴走によって起こる病気だと言われていますが、具体的な原因はまだ分からない部分が多いそうです。
しかし、最近の研究によってウイルスや細菌、喫煙、ストレスなどがきっかけで発症することが分かってきました。
家族内で発症する場合もありますが、遺伝性が強い病気ではありません。

リウマチの治療は?

リウマチは痛みや腫れがある場所(症状の出ている場所)を治療すれば良くなるだろうと考えがちですが、鍼灸治療では自然治癒力をコントロールすることに重点をおきます。

鍼灸治療には筋肉の緊張や痛みを緩和させるだけでなく、自律神経を調整する働きがあるので、免疫機能を調整し、筋肉や関節、精神面の緊張を総合的に診て、適切に緩めてあげることで関節の変形や痛み、腫れに勝つ元気を出すお手伝いをすることなのではないかと考えています。