頸椎捻挫後遺症について

皆さんは「頸椎捻挫」という言葉を聞いたことはありますか?
もしかしたら、あまりピンと来ない方が多いかも知れませんね。
頚椎捻挫は別名「むちうち症」の名で呼ばれることのほうが多く、文字通り頚椎(首の骨)で捻挫が起きてしまう怪我のことです。

因みにむちうちの語源は発生するときの状況から呼ばれる名称で、軍艦の艦載機をカタパルトから急発進させた時に起きやすいものとしてアメリカで提唱された病名だそうです。
頚椎捻挫の多くは、交通事故や激しいスポーツの最中などに起きるのですが、この怪我で後遺症に悩まされることになる患者さんも少なくありません。

今回は頸椎捻挫後遺症とは何か?
鍼灸師がどのように治療に関わっていくのか?

などについてご紹介します。

頸椎捻挫後遺症って?

今回は頸椎捻挫後遺症とは何か?
鍼灸師がどのように治療に関わっていくのか?
などについてご紹介します。

頸椎捻挫後遺症って?

頚椎捻挫には、一般的に4つの分類があります。

  • 頚椎捻挫型
  • 神経根症状型
  • 脊髄症状型
  • 自律神経障害型(バレー・リュー症状型)

それぞれに特徴的な症状がありますので、解説していきます。

頚椎捻挫型

一般的に頚椎捻挫と言いますと、頚椎捻挫型を指すことになります。
頚椎捻挫型とは、警部の筋肉や靭帯、そして関節に捻挫が発生して炎症を起こした症状のことです。
頭痛、頸部痛、頸椎運動制限が三大症状と言われています。

神経根症状型

頸椎が刺激されることで後頭部、頸部、背部、上腕から手指にわたる痛みや痺れ、脱力感、運動痛などの頸神経根症状が目立つのが特徴です。
くしゃみをした時の一時的に強い負荷で首に痛みを感じたり、肩や首を回転させた場合に、一定方向へ引っ張ったりすることで、痛みが強くなるといった傾向もみられます。

脊髄症状型

脊髄とは脳から連続する中枢神経であり、脊柱管(背骨)の中を通る神経です。
脊髄が損傷されると身体の麻痺、知覚障害、歩行障害が見られる場合があるのが特徴的で、膀胱直腸障害が起きると、排便や排尿に支障をきたすケースもあります。

自律神経障害型

自律神経障害型は、バレー・リュー症状型とも言い、自律神経症状が特徴です。
具体的な症状例を下記に述べさせていただきますと、

  • 頭痛や肩こり
  • 頭重感
  • めまいや視力の低下、目のかすみ
  • 耳鳴りや難聴
  • 睡眠障害
  • イライラ
  • 吐き気

などが様々な症状があります。

頸部捻挫後遺症の治療は?

捻挫後遺症は鍼灸治療の適応症のひとつで、様々な症状の改善が可能です。
鍼の鎮痛作用により痛みを軽減させることで、関節や筋肉の可動範囲を改善することが出来ます。
また、自律神経を調整することで、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進させることで随伴症状としてよく挙げられる頭痛や吐き気、めまい、耳鳴りなどの治療も同時に行うことも可能です。